コンサルというのは
お客様の問題全体を捉え、
大事な芯を確認し、
それを解決するためのことを
お客様と伴奏しながらコツコツしていく
事だと思う。
だけど、
普通の方は、全体を捉えることができないので
目先のこまごまとしたことをやって
かえって、良くないことをしている人が
多い気がする。
その一つが、
110万円の暦年贈与だ。
無税の範囲でやれば課税されない。
そこしか見えない。
そういう知識しかない。
その人の資産全体からしたら、焼け石に水?
そもそも、問題は税金より他に大きくあるのに。
という人にたくさん出会う。
先日は、
生前に、お母様が課税されないようにと
自宅の家を次男に
土地を長男に
毎年、少しずつ贈与していた。
そして、亡くなる数年前には
長男の奥さんにも土地を贈与している。
で、色々あって亡くなった後に
売ることになったのだけど、
権利証はたーっくさんある。
贈与するたびにできているから。
確認が大変だった。
相続の案件は、とっても古いのだけど
場所は一等地だという感じが多い。
こういう場合は、土地値がうんと高くても
建物代は0だったりする。
でも、売主は所有者全員なのだ。
契約書には、万が一の場合の違約金とかが
有るのだけど、
建物が0なのに、なんで自分も連名で
違約金を支払わなければいけないのかと
弟が言いだしたり。。。。
遺産分割協議書で既に、代償金については
兄と弟でまとまっていたんだけど、
奥さんの名前まであるので、
購入する方は「揉めるんじゃないの?」
という心配が出る。
たいていは、これが物件価格も下げてしまう。
なんで、わざわざ
不動産価値を低くしたり
トラブルのもとになるようなことしちゃったんだろう?
贈与の金額は110万円以内なので、
きっと税理士の先生には相談されてたのだろうけど、
相続が起きた場合の、
予測と全体を捉えてアドバイスして
いなかったのだと思う。
大きく捉える
小さいことを積み上げる
遠くから見てみる
近くでぐっと中を見つめる
全ての基本。
相続の基本。
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