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ドラマ「遺産争族」解説ー第8回目(1)

昨日の「遺産争族」見ましたか?

私からすると、取り上げたいフレーズが
複数あったのですが
一般の人には、このような表現では
響かないだろうな~

なんて、考えながら見ていました。

で、お節介ながら解説したいと思います。

まず、
楓ちゃんが、離婚して、
今度失敗したらと思うと怖くて
失敗しても帰るところが欲しかった。

というのは、よくわかります。

家に帰れない
居心地の悪い家だと
子供は自立しますよね。

私も同じでした。

何でも好き勝手なことをして
無謀で
他の人がびっくりするようなことも
やれちゃうのも

「何かあれば、実家がある」

帰れるところがあったから
だと思うのです。

でも、
それって悪いことなのでしょうか?

私は自分の子供にも

そういう存在で自分がいたい、
と思っていました。

相続を扱っていると
「社会で働くって大変なんだな~」
というのを痛感します。

お金があれば
男の人も女の人も別に関係なく
働かなくなっちゃうものなのだと。

でも、その大変な社会の中で
いつ帰ってきても
ありのままを認めて受けて止めてくれる
場所や存在があっても良いと
私は思うのです。

うちの子供には
「三匹の子豚」の話しをして
子豚ちゃんたちだって、
みんな家を建てて
出ていくんだから
君たちもちゃんと出ていきなさいね。

という話をしても、

「僕はず~っと、この家にいるよ」

と言っていました。

家が居心地良いと、自立しない

というのは実践して、よくわかりました。

やっと、働いてくれて良かったです。

それでも、
やっぱりそうやって育てたことを
悪いとは思いません。

いつか、
あなたが親になった時にわかる。

最近は、親の私を客観的に非難するように
なった子供と話していて感じることです。

他にも・・・・

あっと、お友達とのお食事の約束の時間です。

続きはまた、明日。

ドラマ「遺産争族」解説ー第1回目

ドラマ「遺産争続」を見ていますか?

私は初回を見たときに

これを書いた人は
かなり資産家のお家事情に詳しいなぁ~

と、
人物設定を見て思いました。

3姉妹と入り婿

やっぱり、こうでないと!

子供が男子だと
ドラマにならないくらい
暗くなっちゃいます。

(理由は深刻すぎるので、次回にします)

次女がカメラマンを目指すとか
孫が馬の仕事をするとか

いかにもお金にならないことを仕事に
しているのも、
よく特徴をとらえています。

加えて、結婚しても出戻ってきてしまうなんて
本当に絵にかいたような典型です。

孫娘の婿の設定がまた、絶妙に良い!

優秀な医者ということですが、
母子家庭のためにお金に苦労しています。

ある意味、お家存続のための大正解だと言えます。
恵まれないで育って、ハングリーで優秀で人柄良い

という人をお婿さんにもらうのが一致番良い方法なのです!

今回は、資産を形成したのが1代前。

のお話です。

創業者より優秀な息子はほとんどいない?

というより、恵まれて育った人は
そんなに頑張れないのです。

もちろん、立派に帝王学を受け継ぐ人もいますが、
一代で財をなした人は、自分もそんな帝王学を
学んでいないし、
いっぱいいっぱいなので、そういう教育をしている暇は
なかったのです。

子供にそのまま継がせても、
うまくいかないことがほとんどです。

子供だから、同じことができるだろう。
こんな基盤があるんだから、
継続は簡単だろう。

という周囲の目が
本人に重荷を感じさせ鬱になったり、
ひきこもりになったり
ということもままあります。

恵まれて育った人は、
恵まれて育った人のよさを生かして生きるのが幸せです。

なので、
お金にはならないものをやるとよいのです。

芸術とか文化とか社会に貢献する研究とか。

育ちが良いので、
良いもの、一流のものはよくわかるはずです。

女の子はそういうお気楽な感じの人がいて
「どうやって食べてるのかな~?」

という浮世離れした人が結構いますよね?
最近は随分少なくなったけど。

でも、男の子だと
世間が事業を継ぐことを期待する?
働かない男の人を認めない?

ので、中途半端な感じです。

この登場人物を使って、どういう真理を
出そうとするのか楽しみです。

遺留分とか養子縁組の方法とか
単なるノウハウを入れ込んだだけだと
薄っぺらくてつまらないので、

結末は、何かみなさんの忘れているもの
見過ごしているものを気がつかせるものに
してくれたら、

私は大尊敬すると思います!